ナチュラル│便秘

便秘
腸の働きには食事・薬物・身体運動・ストレス・不安など、さまざまな因子が影響を及ぼしている。しかがって便秘の人は非常に多く、下剤の売上は何百万ドルにも上っている。中には安全な下剤もあるが、危険なものもある。私の経験から察するに、男性より女性のほうが便秘になりやすいようだ。しかしたいがいの便秘は、以下に紹介する簡単なライフスタイルの調節によってきれいに消えてしまうだろう。
◎もっとたくさん水をのむこと。水分が不足して便が固くなり、通過しにくくなるケースが非常に多い。
◎繊維食をたくさん食べること。不溶性繊維が不足して便秘になるケースもよくある。菜食、またはセミベジタリアン食に切り換えた人は、便通がよくなったことに驚くことが多い。
◎膨張性下剤として車前子を食べるといい。オオバコの外皮は良質な不溶性繊維(水溶性成分もある)源であり、市販の安全な下剤の基剤に使われている。ふつうの薬局で売られているような甘味料・色素・香料を転化したものではい純粋の粉末車前子は、健康食品店か漢方薬店で買える。この下剤にかんする注意点はたくさんの水と一緒に飲むということだけだ。水が少ないと繊維が腸内で固まり、便秘を悪化させることになる。最初はコップ一杯の水か薄めたジュースに、大さじに山盛りの車前子を混ぜたものを飲む。のみ終わったら、続いて水をもう一杯飲む。症状が消えるまで、1日1回ずつ、続ける。
◎もっと体を動かすこと。運動不足が腸を不活発にしている。
◎カフェインを取り過ぎないこと。コーヒーをはじめとするカフェインは強力な下剤である。神経を刺激して腸の収縮を盛んにする。ところがカフェインを取り過ぎると、腸の自然なリズムにしかがって動く邪魔をしてしまう結果になる。普段カフェインを取っていない人には、濃いめのコーヒーが腸の運動を促進し、便通をつけるのに役立つ。急性の便秘にたまに使うにはいい治療法になる。
◎タバコを喫わないこと。慢性の便秘になりやすい。
◎吐瀉作用のある薬物をさけること。もっともよく使われているのはアヘン剤とナス科植物の誘導体である。
◎刺激の強い下剤は避けること。
◎刺激性の下剤を使わなければならない時は、大黄を試してみるといい。
◎腸内に大量の水分を誘引するクエン酸マグネシウムやマグネシア乳剤のような塩性下剤は避けること。
◎浣腸や結腸洗浄は避けること。
◎便が固すぎて力まないと排出できないなら、ドクセート(界面活性剤の一種)を含む便塊膨張剤を試してみるといい。これは安全な薬で、売薬でも処方薬でも手に入る。ただし、ラベルをよく読む必要がある。
◎リラクゼーション法、とくにバイオフィードバック法・呼吸法・ヨーガを実行すること。
◎患者に、便通は必ずしも毎日なくていいのだと教える医師が多い。同意しかねる見解だ。少なくとも1日1回の排便は健康のしるしである。

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