小周天功法│採薬/封炉

採薬
小薬が産出されたならば、時機をとらえて採薬しなければならない。しかし、採取の奥義は秘伝とされていた。たとえば、『金丹大要』には、「採とは何をいうのか。採とは、不採を採に変えることをいう。不採を採に変えるとは何のことか。鴻蒙(生まれたばかりの先天の元気)をひき譬き採ることである。採とは不採を採に変えるというのである」と説かれているが、これは理解し難い記述であって、実際もったいぶった難解めかしたもののいい方である。

封炉
封炉は封固とも呼ばれる。「薬がすでに炉に帰したならば、必ず封固しなければならず、外に馳せらせてはならない」と『玄妙鏡』には記述されている。封固の法については、引き続き前述の四次訣に基づき、さらに火逼金行をも続けて行って、精気が自然に督脈を上行するにまかせる。

2024年4月
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