大・小周天をどうとらえるか①

1.一種の神仙方術である
内丹術を目的に即していえば、それは宗教の分野での一種の神仙方術であって、現世の超越と羽化登仙を目的とした修煉の方法であった。それはとうていかなえることのできない目的であったし、我々はそれを否定する。

2.感覚が大きな要素になっている
内丹術の中の大・小周天が成仙上天と結び付けられて考えるのは、感覚が大変大きな要素となっているためである。そのような感覚が生ずるのは、練功者が練功時に注意を外部に向かわすのではなく、自身の身体の上に、それも狭い一部分に集中するからである。有機体の外部に対する関係性が減少すると、有機体内部の感受性は高められる。さらに意識がはっきりとしている状態の中で練功が行われるので、これら感覚ははっきりと体得される。これは自然な現象であって、神秘的なものではない。

2020年2月
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