西野皓三│エネルギーと天才②

生命エネルギーが天才を作る②
歴史上偉大な業績を挙げた先駆者と言われる人々は、政治の領域であれ、実業の領域であれ、また、科学文化の領域であれ、人の数十倍の努力をしています。
そのような天才を見て、人々は彼らの強靭な精神力や、たいへんな忍耐力に感嘆するわけですが、実は違うのです。本人にしてみればそれが好きで面白いから、自然に身体からエネルギーが込み上げ、気がついたら大きな仕事を成し遂げていたということなのです。
その努力というのは、頭で考えて計画を立てるというような精神的な努力ではありません。あくまで自然に身体から湧き起こってくるエネルギーに支えられて可能となる努力なのです。
幼児を見ても、明らかなように、生命エネルギーに溢れた身体は、何にでも熱中することができるのです。楽しく努力ができる身体とは、高いレベルの生命エネルギーを持った身体ということです。
そのエネルギーを高めるメソッドが西野流呼吸法なのです。
足芯呼吸は細胞の一つひとつを活性化させ、生命エネルギーに溢れる身体を培います。この呼吸法をマスターすれば、誰でも60兆個の細胞の中に受け継いできた、40億年におよぶ生命の叡智を自己の能力として引き出すことができるようになります。
生物の大本で支えている呼吸には、そうした生物の能力をフルに開花させる可能性が秘められているのです。

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