古歩道│米英の実体①

現代医療は、医者の格言でいえば、もはや「病膏肓に入る」レベルに達している。医者や病院の利益、儲けのために「人を殺す」ことにためらいがなくなってきているからである。日本より情報公開が進んでいるアメリカを軸に、「人を殺す医療」の実情を見ていこう。いくつかのニュースをピックアップするので読んでほしい。


国内の医療過誤の割合がダントツ(『フィラデルフィア・インクワイアラー』紙)

国家科学アカデミーの専門委員会が昨日重大な報告を発表し、国家的重要努力として、医療過誤を減らすために強制的報告システムの開発を要求し、議会に対しては研究センターの設立を求めた。
アカデミーの医療研究所の19人の委員が書いた220ページの報告書は、国の「医療過誤の驚愕的高率」を、5年以内に50%にすることを目標にしている。
その推計では、米国の病院で、毎年医療治療の過誤によって、9万8000人もの人が殺され、死亡と損傷の主たる原因の上位にあるという問題を浮き彫りにした。
昨日、委員会のメンバーの何人かがインタビューに応じ、報告書の意図するところは、ヘルス・ケア産業に行動を起こすよう大声で叫びかけることにあると言った。業界は過誤の原因を正すことにもたもたしていたからだ。
「報告書は(もう、たくさんだ)ということだ」とインタビューに応じたリープ氏は言う。
「それは、人々の足を火の上にかざし、過誤についての議論をやめ、何かをし始める、という問題だ」

報道されないことがしばしばある医療事故(『デトロイト・ニュース』紙)
医学研究所の最近の報告によると、過誤関連の病院内死亡者は、10万人中36人と推定され、昨年1年で医療ミスで死んだミシガン州人は3534人である。
州のヘルス・ケア協会に患者から寄せられた苦情は2027件ということだが、ミシガン州健康サービス局のディレクター、トム・リンゼイは、この数はミスのほんのわずかを示しているだけだと言う。

医療ミス(『ニューヨークタイムズ』紙)
ニューヨークタイムズは、米国で、病院に登録した人間の5%、あるいは1年あたり180万人の人が、院内で感染症をもらう、と報じた。そういう感染症は「医原病」…意味は「医者がもたらす」あるいはもっとゆるやかには「医療行為が原因の」…と呼ばれる。
連邦疾病コントロールセンターによれば、医原性感染症は、米国内の病院患者2万人の死亡に直接的に関係する。さらに7万人の死亡の遠因でもある。医原性感染症のコストは15億ドルに達する。