古歩道│美味しいビジネス①

インフルエンザワクチンは笑いが止まらない美味しいビジネス①
とはいえ危険な疫病や感染症の予防接種の場合、まだ同情の余地はあろう。問題は、集団接種による肝炎ウイルス感染の多くが、不必要な予防接種で起こった、いや、不必要どころか、医者の金儲けで引き起こされていた可能性が高いことなのだ。
インフルエンザワクチンである。
1977年から1978年にかけて、ソ連型と呼ばれたインフルエンザが日本でも大流行した。そこで医師会はインフルエンザワクチンの予防接種義務化に乗り出し、一大キャンペーンを行った。その結果、1978年以降、順次、全国の市町村で集団接種が行われるようになった。
日本医師会は、インフルエンザ大流行に「待ってました」と手を叩いて喜んだことだろう。病院に患者が殺到するだけではない。インフルエンザワクチンでぼろ儲けできるからである。
開業医にとって予防接種は、さほど旨味のある商売ではなかった。保険で義務化されている通常の予防接種は1回やれば終わってしまう。一度ワクチンを打てば、抗体ができるからだ。医者が任意の予防接種を薦めても、子どもは嫌がって拒否する。医師会が積極的に学校などの集団接種を義務化するよう求めてきたのも無理矢理、注射するためなのだ。しかし任意の予防接種は発症しても生命に関わるほど悪化もしないことが多い(だから任意なのだ)重要度は低いので、なかなか、儲けにはならなかった。
逆に言えば、医者にとって最高の予防接種とは、毎年、確実にできる、学校などで集団相手に義務化できる、任意で保険対象外。そして、ここが重要なのだが、ワクチン効果がなく、病気に感染してきちんと病院に来ること、この4点が揃うことなのだ。