古歩道│健康診断の義務化?③

健康診断の義務化で医療被曝世界一③
ここで重要なのは、直接、感光するタイプに比べて、蛍光板をいったん、光らせて撮影する間接型は、直接撮影よりはるかに強力なエックス線を照射することであろう。だいたい、10倍から20倍、強い放射をする。しかも二重に反射させているので画像もすこぶる悪く、どんな名医でも間接型だけを診て病気を発見するのは不可能と言われているシロモノなのだ。
じゃあ、何のためにやっているかといえば、健康診断の箔付け、ちゃんと仕事してますよ、というこけおどしであり、だから金を払え、毎年、続けろというハッタリなのだ。
さっきのヨーロッパの実験で使用されたのは、直接撮影タイプであろう。基本的に日本以外では、この間接撮影タイプをほとんど使用しないからだ(役に立たないのだから当たり前であろう)。日本でも病院にあるのは直接撮影タイプで、つまり、間接撮影で、ちょっとでも「怪しい」と思ったたら、病院の再検査で今度は直接タイプでレントゲン撮影をすることになってしまうのだ。
よく健康診断で引っかかって再検査をすると「何ともありませんでした」だったという話を聞くだろう。あれは間接撮影による診断がまったく役立たずのためであり、むしろ、画像が悪いことを利用して再検査で病院に誘導するのが目的なのだ。
こうして日本人は、「健康診断」という糞にも役立たない無意味な検査で、世界一、医療被曝を受けてしまっているのである。
さっきのヨーロッパの実験を、年間4ミリシーベルトの被曝を受けている日本人でやったとすれば結果は、もっと凄まじいことになるかもしれない、というか、間違いなく恐るべき結果が出ることだろう。
健康診断は「医療被曝」をもたらして日本人にがんを引き起こしている。健康診断の義務化とは、日本人に間接撮影タイプのレントゲンを受けることを毎年、義務づけた、悪魔の制度といっていい。
これがどれほど危険か。それを教えてくれたのが、2012年、「iPS細胞の発見」でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授であろう。

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