古歩道│NP制度③

ナースプラクティショナー制度で医師不足は解消する③
こうしたナースプラクティショナーが街にたくさんいれば、老人介護も随分と楽になるはずだ。先に説明したように、彼女たちが往診して在宅ケアを手助けしてくれれば自宅で家族を見守りながら「最期」を迎えたいご老人も増えるだろう。末期のがん患者、寝たきりの人も気軽に往診を頼めて、看病をしている家族だって助かる。
だからこそ、日本の医学界は、絶対に認めないのだ。
実際、このナースプラクティショナーをまっとうな形で導入した場合、おそらく10万人オーダーの規模で「アシスタント・ドクター」が生まれる。
病気や怪我の大半は、軽度や中度。全治1週間とか、長くて1か月程度のもの。このレベルの病気や怪我は、それこそナースプラクティショナーやアシスタント・ドクターで対処できる。つまり、現在、11万ある病院や診療所は、3割もあれば、十分、賄えるのだ。悪いことではない。余ったドクターを集約してスペシャルなプロフェッショナルを育てていけば全体の医療レベルは確実に向上する。助からなかった命が、どんどん、助かるようになる。そういう方向にシステムを変えていくべきなのだ。