言霊百神|識の原因原律⑦

八父韻の八律を要約すれば四律である。初めに宇宙が剖判した原律である陰陽の相対が根本原理として何処までも万物を律して行く。陰陽を水火(瑞穂)と云う。現象の原律である八律もまた相対的なものであって、例え

 

ば一個の物体を見てもそこに上下、左右、前後、内外がある。またその運動から見れば作用には必ず反作用がある。八父韻は二つずつ陰陽に組み合わせて四律となる。これを「耦生(ぐんせい)の八神」と云う。妹背の関係になっている。妹は五百の義、すなわち千(道)の半分である。
然らばこの父韻が生命の原律として如何なる韻(ひびき)の意味を持っているか、現象を顕出するところの「八力神」と云われるその生命の力の出る出かた、契機を音韻学の上で凡そ右図(図表2)の如く説明する。(山腰明将氏による)













 

    

 

 

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