言霊百神│子音の創生⑧

と云っても然し世界には既に時が来ているのであるから、『古事記』の開顕は此処までで終わってよいわけではなく、これで全部であるわけではない。プロメテウスを拘束する咒縛の鎖を悉く釈き放さなければならない時である。そこで此の三十二子音の意義のあげつらいに関しては、なかなか判りにくい飛躍した説き方であるが先師山腰明将氏の解説が既に発表されてある事であるから、暫くはそれに則り、その意義を敷衍し詳解して行くことによって筆を進めることにしようと思う。そしてこの筆者の詳解と敷衍に基づいて読者が改めてみずから思索を積むようにお願いして、それから皆で協力して更にその先の部面を開拓して行くことにしたい。斯うした方針で筆を執って行く間にその筆先にまた神霊が現れて来る。

2021年5月
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