これと同じく石上神宮の日文四十八音は布留の御魂(高千穂の奇振嶽)が組立てられる順序を示すものであると云われるが、然もその順序を持って四十八音が布留の社(八咫鏡)を構成する内容そのものである。まことに麻邇運用の底知れぬほどの自在性に驚嘆せざるを得ない。斯くの如きを大和言葉の言霊の幸倍いと云い、また斯くの如き言霊の用法を早振り(千早振り)と云う。
麻邇の運用把握こそ人智の最高境域に位する人間性能であり、神道言霊学こそ『法華経』の「仏所護念」であり、『阿弥陀経』の「一切諸仏仏所護念経」である。然もこの麻邇は人間に本具するものであるから、すべての人間が自己開発によってその無上正覚の境域に到達可能のものである。
言霊百神│しめ縄⑨
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