こ(此)の子(迦具土)を生みますによ(因)りて(、)
美蕃登(みほと)や(炙)かえて病み臥(こや)せり
大宜都比売神として五十音の麻邇名が生まれ、迦具土として麻邇字が出来上がったから、伊邪那美神はもう是以上子として産むべき種がなくなった。生物学的に云えば卵巣に卵子が絶えた。蕃登は霊所または霊止で子が出来るところ、その蕃登が焼けてしまった。
岐美二神が直接生んだ御子(みこ)の数は三十二柱である。一般に人間の一対の夫婦は、一年に一人ずつ生むとして、一生の間に三十二人の子を産むことが出来る。三十二人の子を生むのでなければ完全に健康な夫婦でないと云うことも出来る。実際には色々な制約があるからそうは生めないけれども、この数は本来の原則としての数である。また例えば中、小学校に於て一人の教師が子弟を教育する場合、一担任一教室に三十二人までの生徒を収容することが出来る。そしてこれが最大限度である。これを超えると充分な教育が出来ない。これもまた人間性の原則である。
言霊百神│音の整理②
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 |