言霊百神│黄泉国㉚

『古事記』は昔のことを云っているのではなく、恒常の「中今」を説いている。「桃子三つ」の権威を世界に示す時は常に今であり、特に現代の今日に於てである。『古事記』は人類の第一文明である精神原理の把持保存継承に任じて来た日本人のために書き伝えられた預言書であり、指導書である。布斗麻邇は日本人を救うと共に全世界を救う。世界の第二の文明である科学文明はその日本人が天職使命として把持している精神の麻邇の運用によって初めて永遠の合理性生命性を附与される。
意富加牟豆美命とは大いなる神の稜威の身(実体)と云うほどの意味である。梅若の狂言にある「桃太郎」は伝説の桃太郎を演じたもので、その中でシテの桃太郎はみずから意富加牟豆美命と名乗る。桃太郎であって、桃子三つの三姉弟(三貴子)の中の長子(太郎)と云うことである。それは天照大御神のことである。