言霊百神│絶妻の誓⑤

すなは(爾)ち千引石を(、)そ(其)の黄泉比良坂に引き塞へて
そ(其)の石を中に置きて、各対き立たして、事戸を度(わた)す時に
千引石(せんびきいは)の千は道(血)であり、石は五十葉(いは)すなわち言霊であり、特にその中の三十二子音である。子音は父韻と母音の双方の血(道)を引いて現れた実相自覚認識の本質、原素としての音(声字)である。
伊邪那岐命は高御産巣日神、神漏岐命の実現体(命)としての主観的、主体的精神的宇宙生命の自覚者であり、伊邪那美命は神産巣日神、神漏美命の実現体としての客観的、客体的現象宇宙の研究者である。この時前者は内に観ずる生命の自己内容自己目的の自覚者である。すなわち生命の開眼自覚は必ず意識の主体側に於てのみなされ、客体側はこれに与かることがない。