言霊百神│禊祓(一)⑬

竺紫(つくし)の日向の橘の小門(をど)の阿波岐原(あわぎはら)にいでまして(、)
禊(ぎ)祓ひたまひき

これは禊祓を行う形而上の場所であり、その立地である。竺紫は心を尽くし身を尽くすと云う意味の尽くしであって、法界の全内容を悉くと云う意味である。日向とは日に向かうこと、生命の光に直面すると云うほどの意味、天疎日向津媛(あまさかるひむかひつひめ)などと用いられている。橘の小門は万有の性を現わした言葉を成すところの音(小門)と云うことで、以上ですなわち五十音と云うことであり、一切種智の空想実相をひっくるめた麻邇である。橘の仏教では竜華(たつはな)と云う。