言霊百神│禊祓(三)㉓

幾度も説いたが高天原の国の言葉は麻邇を以て組織構成され、その国は麻邇によって経営される。その経営者の名を邇邇芸命と云う。天照大御神(布斗麻邇)の孫に当る。邇は近、似、二である。布斗麻邇から生まれた子は大和言葉の言葉の世界としての国である。これを聞召す者を忍穂耳命(おしほみみのみこと)と云う。大いなる(忍)言霊(穂)を聞く(耳)人である。忍穂耳命の子はその大和言葉によって指導運営される現実の国家社会であって、その経綸者が邇邇芸命であり、すなわち布斗麻邇の孫に当る。国家社会と云うものは二番目の更に二番目の、すなわち孫に当る芸術であるから邇邇芸と云う。

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