中国秘伝ひとりあんま気功㊻

指がしびれる、指が痛い
 腱鞘炎は、腱を包んでいる腱鞘が度重なる摩擦によって炎症を起こした症状で、手の指に痛み、しびれ、だるさなどが出ます。特に、同じ働きで手の指や手首を使いすぎると、疲労物質が溜まって、炎症が起こりやすくなります。
 むかしはピアノの練習のしすぎ、タイプの打ちすぎで腱鞘炎になる人が多かったのですが、最近ではパソコンの作業が毎日長時間つづいて、腱鞘炎になる人が増えてきました。
 中国には、「文節法」という硬くなって、動きの悪くなった筋肉や腱をほぐす独特の手法がありますが、腱鞘炎にはこの文節法を取り入れたひとりあんまがとても効果的です。
①机の前で、椅子に座って、痛みの出ている手を、手のひらを上に当て、肘で押したり、肘をグリグリと動かして腱鞘をほぐしていきます。
②痛みの出ている手を下にしたまま、もう片方の腕の肘より少し下の部分でグーッと押したり、肘を転がすようにして、こりをほぐしていきます。

2024年4月
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