スタッフブログ

前方後円墳

 今は考古学ブームだそうです。○○の墓の発掘、××城跡の発見など考古学的発掘のニュースがテレビや新聞を賑わしています。民族の昔に一般の人の眼が向くということは、国民生活が安定していること、また自分の国の存在に誇りを持ち始…

カゴメ、カゴメ

「かごめ(篭目)、かもめ、篭の中の鳥は、何時何時出やる。夜明けの晩に、鶴と亀が出会った。後ろの正面だーれ」  上のわらべ歌はどなたでも御存知のここと思います。けれどもこの歌が言霊の原理より見ました人間社会に関しての予言書…

鰹木

 鰹木に移りましょう。神宮正殿の棟の上に、棟とは直角の方向を向いて鰹木が並んでいます。その鰹木の数は内宮が10本、外宮は九本です。鰹木とは何を表徴したものなのでしょうか。内宮と外宮の鰹木の数に相違があるのは何故なのでしょ…

千木

 伊勢神宮の屋根は茅葺で、四十五度の傾斜です。棟の両端に千木が二本ずつ立っています。内宮の千木は内削と言って切口は水平であり、外宮の千木は外削と言って切口が垂直になっています。  千木というのは道木の意味で、道理の気とい…

木階

 神宮正殿の正面についている木の階段について見ることにしましよう。その木階の数は内宮・外宮で相違があり、内宮は十段、外宮は十一段となっています。この段の数の相違は何を意味しているのでしょうか。言霊の原理から考えてみます。…

床板

 伊勢神宮の内。外宮の正殿の構造で明らかに相違しているものの一つに床板の張り方があります。内宮は床板が南北の方向に張られているのですが、害宮は東西の方向に張られている事です。この違いは何を意味しているのでしょうか。  古…

内宮と外宮

 何故、内宮と外宮があるのでしょうか。また天照大神と豊受姫神という二人の神様が一緒で一つの宮を作っているのはなぜでしょうか。その意味についてお話を進めながら、内宮・外宮それぞれの構造の相違を言霊の原理によって明らかにした…

心の御柱と御神体

心の御柱と御神体
 伊勢神宮の内宮の御祭神である天照大神の御神体は八咫の鏡であります。正殿の床の上に、床下に埋められた「心の御柱」の丁度直上の位置に、船形の御船代の上に安置されています。船は石船と呼ばれます。  正殿床下の心の御柱は先にお…

心の御柱

 さてこれから伊勢神宮正殿の建築様式について説明することになるのですが、ご存知の方も多いことでしょうが、神宮の正殿の建物には一般の人は手に触れることが許されていません。また正殿は周りの垣や樹々に囲まれていて、近くに寄って…

唯一神明造り

 伊勢神宮の内宮と外宮の社殿の建て方(建築様式)を唯一神明造りと呼びます。その意味は全く文字通り「天照大神という神様の真実の姿を明らかに示す唯一の建築の形式」ということであります。そのような建築の様式が何故工夫されるよう…
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