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言霊百神│子音の意義⑨

この「空」の中から空自体の内容である先天(岐美二神)の活動によって、疑う余地のない清新にして厳然たる実相事実が現前する。然しこの時よくよく考えれば、その時改めて当面した新しい、溌剌とした事実は、実は嘗て迷いとして捨て去っ…

言霊百神│子音の意義⑧

この所をもう一度「行」の上から説明しよう。自己反省を推し進めることによって、今まで自分が考え、自分の経験して来たこの世の一切の事象は初めも終わりもない夢であり、迷いであったことが心底から反省された時、その夢が朝霧のように…

言霊百神│子音の意義⑦

禅では前述の如く斯くの如き厳然たる実相を挙示して「麻三斤」と云い、これを指して「庭前の栢樹子」と云う。先天から生まれた神の子はそのまま神であり、仏の子すなわち仏である。神道ではこの神の子、仏の子を命(尊)と云う。禅は行的…

言霊百神│子音の意義⑥

斯くて此の自覚、自主、自律、自己運営の上に立って識を活用し、その生命の光を以て照らし出して隠れて存在する宇宙の実在を現象として顕わに創造現出し、更にそれを組合わせて行くことが人類文明の営みである。そしてその自主の主体が吾…

言霊百神│子音の意義⑤

そこで此のア(オウエイ)の側から人間を観るならば、人間とは自己に授かった宇宙の内容を自己の先天として継承し、それを実在として内に保有し、その実在の波動を識の波動によって現象として顕出認識し、更にその現象を組み合わせて、み…

言霊百神│子音の意義④

宇宙万有の先天としての内容は以上の主体(母音)、客体(半母音)、そして波動の色相を顕現する認識の原律(父韻)と云う極めて簡単な三者であって、宇宙には是以上何ものも存することがない。万象はこの三者の交流産霊によって発現し、…

言霊百神│子音の意義③

精神の波と物質の波とは、それが生物体から発せられるか物体から放射されるかの相違があるだけで、その波の実質は全く同じものであると考えられる。赤と云う色のリズムを赤として認識出来るのはその光波に対して脳波が感応同交するからで…

言霊百神│子音の意義②

前者を生命の樹(き)、後者を知慧の樹と号(なづ)ける。古代エジプトやギリシャではこれを相対する二本のオベリスクに象っている(高坂正顕『神々の誕生』)。儒教説話ではこの両樹を扶桑樹と若木(屈原『離騒(りそう)』)と云い、印…

言霊百神│子音の意義①

伊邪那岐美二神が母音を先にして、隠れた実在のみに拘泥して生んだ水蛭子(ひるこ)の態度では文明の創造はできない。それは永劫の末法者の態度であって、創造の主体としての自主性を発揮しないのであるから、「南無阿弥陀仏」と念じなが…

言霊百神│いろは歌(随想)③

「いろは歌」は仏教の奥義と云われるが、この歌の如く唯「空」を説くだけでは仏教即神道の本質に触れたものでないことは「水蛭子」の意義の説明で了解されよう。「いろは歌」を上の如く並べてみると最後の文字を縦に読むと「とかなくてし…
2021年4月
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