スタッフブログ

日本語と文字_神代文字

いままで言葉のことばかりお話し、文字のことはなおざりにしてきました。しかし現代の言語学者が言うように「古代には文字は存在しなかった」というのではありません。立派な文字が存在しました。古事記の神代巻では言葉のことを大山津見…

五十音言霊_濁音と半濁音

 人間の心は全体で言霊五十音であるというと、それでは濁音二十と半濁音五はどう理解すればよいかと質問されることがあります。簡単な説明を追加しておきましょう。  五十音言霊そのものとその法則のことを神道で布斗麻邇といいます。…

古事記と日本書紀

 これまで言霊の原理、運用法、その習得の方法等について極めて簡単に説明してきました。心の内容に省みてその内容を探ることに馴れない現代人にとって私の説明は詳細を盡したとは言い得ません。説明不足の点の捕捉は他の機会に譲ること…

言霊原理による創造について②

言霊原理に基いて人類数千年の歴史の概略を書いてみましょう。  一、数千年ないし一万年近い昔、たぶんヒマラヤ付近の標高の高い地方において、賢者のグループの永年の研究の結果人間精神の究極構造が解明され、その要素が言霊五十音と…

言霊原理による創造について①

 母音・半母音・父韻・親音・子音を心に自覚確認した創造行為とは、どんな効能を発揮することができるのでしょうか。 物質構造を究極的に明らかにする物理学で喩えてみましょう。物質宇宙を分析していって、もうこれ以上分けたらその物…

言霊子音の自覚について④

 言霊エ次元にある仏教の菩薩位に二種類あることをお話しましょう。一つは因位の菩薩といい、もう一つは果位の菩薩と呼ばれます。  因位の菩薩とは法華経に出てくる浄行。上行等の菩薩がそれで、先に説明しましたように自らは本性であ…

言霊子音の自覚について③

 以上言霊ウ・オ・ア・エ次元に住む人の心の運び方についてそれぞれ検討してきました。 それぞれの精神運用の代表的な思想といいますと、言霊ウにおいては欲望に基づいた産業人の心が挙げられ、言霊オでは広く学術科学に従事する人々の…

言霊子音の自覚について②

 言霊オの段階に埋没している人も、その探究する学問の究極においてはいつの日か宇宙全般を解明することができるであろうという希望は持っているかもしれないけれど、自己の本性即宇宙なる自覚はない。図表の第一列が母音の自覚を欠き空…

言霊子音の自覚について①

 今まで母音ならびに父韻を自分の心で確認するのはどうしたらよいかを私の体験を例の説明してきました。母音と父韻が出揃いました以上、父母の生む子音はどうして確認するのかの話に当然なるわけであります。  子音の自覚確認の方法を…

自覚確認する方法_父韻

父韻キ・ミ  先に述べましたように自己の本性を見ようとしてそれまで自我だと思いこんできたその構成要素の知識・習性・信条を否定し続けます。けれども小さい時から身につけた癖とか信念とかはなかなか強情で、「お前は後天的に仕入れ…
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