言霊百神│天津磐境② これに対して高天原の神道の指導の下に既に八千年の遠い昔から人類の伝統として明らかに把握されている先天そのものの全内容から整然と出発して、それを如何に人間自己の生活に、そして社会、国家、世界の文明の上に展開実現すべきかと云…続きを読む
言霊百神│天津磐境① 天津磐境(先天十七言霊) 先天十七神の意義についても少し述べてみよう。カントは次の如く説いている。「知識が経験と共に始まるのはそれが経験から生ずると云う意味ではない。知識の材料は経験によって与えられるが、その本質たる客観…続きを読む
言霊百神│創造の序曲⑭ 八尋殿(やひろどの) 八を尋ねる神殿の義。神殿とはここでは図形のことである。その姿は右記の如く、哲学ではこれを框(かまち)と云う。キリスト教ではこの幾何学図形を「アダムの肋骨」と云い、キリストが生み落とされた「馬槽(うま…続きを読む
言霊百神│創造の序曲⑬ 天之御柱(あめのみはしら) アオウエイを云う。これに対しワヲウヱヰを国之御柱(くにのみはしら)と云う。御柱は絶対の実在として中央に一本立っている場合と、二本を相対的に立てる場合がある。天之御柱はまこと「一心の霊台、初神変…続きを読む
言霊百神│創造の序曲⑫ 矛のさき(末)より滴(垂落)る塩、積(かさな)りて島(嶋)と成る 舌の先から音が出て来ること。島とは宇宙の締まり、心の締めくくりである。たとえばkと云う父韻でaと云う母音を攪(か)きならす時、ka(カ)と云う心の締まりと…続きを読む
言霊百神│創造の序曲⑪ 矛のさき(末)より滴(垂落)る塩、積(かさな)りて島(嶋)と成る 舌の先から音が出て来ること。島とは宇宙の締まり、心の締めくくりである。たとえばkと云う父韻でaと云う母音を攪(か)きならす時、ka(カ)と云う心の締まりと…続きを読む
言霊百神│創造の序曲⑩ 沼矛を指し下して攪(画)きたまえば 舌を使って音を色々と出してみること。知性の八律、八父韻の作用によって現象が色々と現れて来ることである。 塩 シホ(四穂)の咒示である。実在、隠神であるアオウエの四音のこと。またシホは機…続きを読む
言霊百神│創造の序曲⑨ 天浮橋に立たして 前述、八父韻の意義として説いた如く実相を生じる根拠原律である。吾と我(汝)、主体と客体、此岸と彼岸を渡す橋である。言霊として把握すればヒチシキミリイニの八韻、色相の原素に現わせば「紅、赤、橙、黄、緑、青…続きを読む
言霊百神│創造の序曲⑧ 天沼矛(あめのぬぼこ)④ 禅ではまたこの能力を「扶けては断橋の水を過ぎ、伴っては無月の村に帰る。」(『無門関』「第四十四則」)などと云う。すなわち芭蕉の拄杖子(しゅじょうす)である。人間が人間の道を間違いなく行くことが出…続きを読む